本格水槽は初めての方でも簡単にセットができ、抱卵、稚エビ繁殖の確率を高める環境を作ります。
繁殖の条件は水質の変化があまりない水量、水質をきれいにするバクテリアの量、
バクテリアを付着させるろ過材(水中ポンプ)が付いた水槽が必要になってきます。
初期費も高額になりランニングコストも若干かかりますが、稚エビが誕生し水槽内を泳ぐ姿を見たときは
大きな感動に包まれます。
ビーシュリンプという真っ赤な淡水エビが人気です。
しかし水質環境づくりが非常に難しく最初の水槽の立ち上げに2週間ほどかかります。
その点、ピクシーシュリンプの立ち上げは1日あれば可能です。
初日の立ち上げ
1.初めに白い砂を敷いてください。
2.水中フィルターを組み立て角にセットしてください。
その際、水中フィルターにベビーガードを忘れずにセットしてください。
※しっかりつけないと小さなエビが吸い込まれてしまいます。
3.ゆっくり4Lのお水を水槽に入れ、電源をオンにし水を循環します。
(はじめモーターのすごい音が出ます。しばらくすると水が出てきて音はやみます)
あわせてヤギや溶岩石を割りばし等でセットします。
4.そのまま水を1日循環させます。(1日目はエビは入れません)
翌日
1.エビを入れますがここが重要です。エビ入りタンクにゆっくり水槽からコップ1杯(約100ml)ずつ
水槽のお水をタンクに入れていきます。
2.1時間に1杯ずつ。3~4時間かけてタンクのお水を満タンにします。そして1~2時間おきます。
最後に満タンのタンクのお水とエビを水槽に戻していきます。
これは水槽のお水とエビのお水が微妙に違うため水合わせです。
いきなりエビを水槽に入れるとエビは水質ショックで死に至ることがあるためです。
6.1~2か月後
水槽内の水が蒸発したら飼育水を足します。
・何度か飼育水の補充を続けると徐々に塩分濃度が上がりますのでRO水(塩分を薄める水)で希釈します。
その際、塩分濃度計が必要です。
・ガラス面に薄っすらと苔が生えてきたら早めにコケクリーナー等で拭き取ってください。
時間がたつとこびりつきとれなくなります。
ノズルからの水量の勢いがなくなったら白いろ材交換です。
●用意するものは新しい飼育水、砂の汚れがひどいときは新しい砂。スポンジ、ろ過取り換えカートリッジ。
ろ過器/中を開けるとカートリッジが2つありますので必ず水槽内の水をボウルに少し移しこの水で手洗浄します。
(白のカートリッジにバクテリアが棲みついています。水道水洗浄はバクテリアを死滅させるため絶対NG).
●黒い活性炭カートリッジは破棄し、白いカートリッジに替えます。基本白いカートリッジは2つ使用。
次回からお掃除の際は古いカートリッジ一つ残し、一つのみ交換します。(バクテリアを残すため)