飼育水を何度も足していると塩分濃度が高くなりエビ達の環境が悪くなります。
時々、お水の濃度(濃さ)をチェックしましょう。
付属のスポイトでプチメーターの隙間から瓶(水槽)のお水を入れていきます。
プチメーターのメモリにある縦幅の線は海水の適正数ですから間違わないでください。


ピクシーシュリンプは汽水の環境で生活します。
汽水とは淡水と海水の中間になります。
常に汽水の塩分濃度を安定させることにより、ピクシーシュリンプの長期間の飼育が期待できます。
飼育水を蒸発した分として何度も補充していくと塩分の濃度が徐々に高まっていきます。
その分、RO水で希釈することでピクシーシュリンプが好む汽水の環境が維持できます。
飼育水の補充の量にもよりますが飼育水補充数回にRO水1回(希釈)の割合が適当でしょう。
RO(Reverse Osmosis)とは、浸透圧とは逆の大きな圧力をかけることで「逆浸透」を起こさせる技術。
その技術に使用するRO膜といいます。RO膜に通すことで、水に含まれるさまざまな不純物を取り除くことができます。
セシウムなどの放射能物質レベルまで除去できるため、原発事故以来注目されています。
管理は基本冷蔵庫等、冬季は暖かくならない場所等で保管してください。
(保存期間、数か月)※真空パックではありません。
使用時は必ず現在、エビの入った瓶(水槽)の水温に合わせてから使用してください。冷たい水はショックを起こし危険です。
希釈の計測には海水比重計が必要です。
ピクシーシュリンプが快適に過ごせる汽水環境を測る器具です。
おすすめ海水比重値は約1.012~1.016。
スポイト等で器具の中にお水を入れるだけです。大きな水槽等であれば直接器具を中に入れ、水を測定します。
必ず上部の線まで入れてください。
